DOS-1703ポータブル溶存酸素計は、超低消費電力のマイクロコントローラによる計測・制御、低消費電力、高信頼性、インテリジェントな計測といった優れた性能を備えています。ポーラログラフ法を採用し、酸素膜を交換する必要がありません。信頼性が高く、片手で簡単に操作できるなど、優れた操作性を備えています。本器は、溶存酸素濃度をmg/L(ppm)と酸素飽和度(%)の2種類の測定結果で表示し、さらに測定媒体の温度も同時に測定できます。
測定範囲 | DO | 0.00~20.0mg/L | |
0.0~200% | |||
温度 | 0…60℃(ATC/MTC) | ||
雰囲気 | 300~1100hPa | ||
解決 | DO | 0.01mg/L、0.1mg/L(ATC) | |
0.1%/1%(ATC) | |||
温度 | 0.1℃ | ||
雰囲気 | 1hPa | ||
電子単位測定誤差 | DO | ±0.5% FS | |
温度 | ±0.2℃ | ||
雰囲気 | ±5hPa | ||
較正 | 最大2点(水蒸気飽和空気/ゼロ酸素溶液) | ||
電源 | DC6V/20mA; 単3電池4本(1.5V)またはニッケル水素電池1.2V(充電式) | ||
サイズ/重さ | 230×100×35(mm)/0.4kg | ||
画面 | 液晶 | ||
センサー入力コネクタ | BNC | ||
データストレージ | 校正データ;99グループの測定データ | ||
労働条件 | 温度 | 5…40℃ | |
相対湿度 | 5%…80%(凝縮水なし) | ||
設置グレード | Ⅱ | ||
汚染度 | 2 | ||
高度 | 2000m以下 |
溶存酸素は、水中に含まれる気体酸素の量を表す指標です。生命を維持できる健全な水には、溶存酸素(DO)が不可欠です。
溶存酸素は次のようにして水に入ります。
大気からの直接吸収。
風、波、流れ、または機械的な通気による急速な動き。
水生植物は光合成によってその副産物を得ます。
水中の溶存酸素の測定と適切なDOレベルを維持するための処理は、様々な水処理アプリケーションにおいて極めて重要な機能です。溶存酸素は生命活動や処理プロセスを支える上で不可欠ですが、同時に有害な作用も及ぼし、酸化反応を引き起こして機器を損傷し、製品の品質を低下させる可能性があります。溶存酸素は以下のような影響を及ぼします。
水質:DO濃度は水源の水質を決定します。DO濃度が不十分だと、水質は悪化し、健康に悪影響を与え、環境、飲料水、その他の製品の品質に影響を与えます。
規制遵守:規制を遵守するために、廃水を小川、湖、河川、または水路に排出する前に、一定の溶存酸素濃度を満たす必要がある場合が多くあります。生命を支える健全な水には、溶存酸素が不可欠です。
プロセス制御:DOレベルは、廃水の生物学的処理、そして飲料水製造における生物濾過段階の制御に不可欠です。一部の産業用途(発電など)では、DOは蒸気生成に悪影響を与えるため、除去し、その濃度を厳密に管理する必要があります。